To important friends

道照らす月


少し昔話をしようと思う…。


「亮太!暇でしょ?お願いがあるんだけど。日谷さんのお宅にこれ持って行ってくれない?」
と言う母に、あぁめんどくさいななんて思いながらも、靴を履き外に出る。
半ば無理矢理母に渡された鍋を持って歩いて数分の日谷さんのお宅に向かう。

空は夜の闇に澄んだ空気をまとって一面に、輝く星と、丸く輝く月が僕を照らしているようだった…。
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