silve shining

見守る者。

ー翌日、昼休み

 とうとう、この時が来た。

 内心ワクワクしている私がいる。

 ここは体育館。

 私と笹目君が勝負をすると聞きつけた野次馬達が興奮気味に声をあげている。


 目の前には周りを見てうざったそうな顔をする笹目君の姿が。


 そして、何故か先生方も来てる…。

 でも、亮先生の姿が見えない。

 いやぁ、何か楽しみだけど心配だなぁ、なんて思ってみたり。

 佑先生がイタズラっ子のような顔で此方を見てくる。

 …視線が煩い。

 それは笹目君も私も思った事なのだった。
 
 
< 70 / 235 >

この作品をシェア

pagetop