被害妄想ダーリン

期末テスト

体育祭が終わってしばらくして、
期末テスト一週間前。


一回やった事あるテストだけど、油断はしてられない。


「うわああああ!」


な、なに!?


放課後、帰り支度をしてると修司くんがいきなり叫ぶ。



「修司くん、どしたの?」


「ヒカルはやっぱ、宇宙人だよ!」


え、なに…



「これ見て!」


そう言って見せられたのは妖精の中間テスト結果。
全部95点以上。



「す、凄い…」


「こんな点取れるなんて、きっと宇宙と電波を更新してるからなんだ!」


「いや…でも修司くんだって成績良いじゃん!」


「負けてるよ…。だって俺は全部90点以上95点未満だもん」



嫌味か。



「どうだい?
勝負するのが怖くなったんじゃないかい?」


「いや、地球の平和は俺が守る!」


だから大規模だって!
修司くんはかなり意気込んでいる。



「真知子ちゃん!
今日勉強会するよ!!」


ええ!?


「はら、早く!」


修司くんに引っ張られ、
教室を出た。
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