激甘警報発令中!恋人たちの甘い ラブ・ジュレ
「どっちも意味は無糖だよ。」

主任は数秒私を見つめていた。

私も見つめ返して内心ドキドキしていた。

正確にはトキメキでいっぱいだった。

胸がキュンとしたまま言葉が出なかった。

「どうした?」

何か言わなくちゃ変に思われちゃう。

「主任。」

「ん?」

「好きです。」

私の喉からは消え入りそうな声しか出なかった。

主任の優しげな目に甘えたくなった。

「わかった。後でメールするよ。」

「ありがとうございます。」

私の心臓は破裂寸前だった。

怖いくらい胸がバクバクした。

私の想いが通じたってことかしら?

すんなり過ぎて

かえって戸惑った。

主任からのメールを待つことにした。

その日は一日がとても長く感じた。

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