私と上司の秘密
10 転機
私と圭介の二人は、私の両親と向かい合って座っている。


何故そうなったかと言うと…。


相変わらず、毎晩のように、圭介に責め立てられている生活が続いていた。


その生活は減ることなく、ずっと続いている。


そんなある日、朝起きようとすると、いつも
以上に気だるくて、起きることが出来なかった。


熱を計っても平熱で、風邪でもないようだった。


圭介は、私の枕元で心配そうな顔をしていたが、私は心の中で、

『あなたのせいでしょう。』

と突っ込んでいた。


口に出すことが出来ないくらい気分が悪かった。


結局その日は、体調不良で仕事を休んだ。


「凛を置いていくのは心配だけど、もう行くわ。
なるべく早く帰ってくるわ。」

と言い残し、仕事に行った。


私の朝と昼のご飯まで作っていってくれて…。
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