問題集がひと段落したところで、私は伸びをして体をほぐす。

外は既に日が沈みかけていて、空を秋色に染めていた。

私は気分転換を兼ねて、飲み物を買おうと立ち上がった。
お財布を片手に階段を降り、自販機へと続く廊下を歩く。

廊下、と言っても自販機は外にあるから、途中から外の道を通ることになる。
そこを通る時、容赦無く風が私に向かって吹いてきた。

その風が膝上のスカートとソックスの間をすり抜けて、私の足に秋の寒気さを与える。
私は思わず身を竦ませた。

早く暖かい部屋に帰らなくては、と急ぎ足で自販機のもとへと向かう。
するとそこには、

「お、お前も飲み物買いに来たのか?」

同じクラスのあいつが立っていた。

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