隣の席のキミが好き
ちょっとズレてます★青葉side
青葉side





「おい~、志摩。テメー、なんのつもりだ」




廊下を歩きながら、志摩にボヤく。




「え、だから面白そーっつってんだろ。なにあの女。頭の悪さ、お前の上行くんじゃね?」




「……イジワル志摩くん登場?お前ってたまに急に口悪くなるよな」




「あたしの王子様になってください!なんて、相当頭悪くないと言えない。よかったな、同類がいて。ぷぷっ」




吹きだしてやがる。




なにがぷぷっだ。












「今朝は、あの子……鈴木のことかばってたろ?間に受けそーだって」




「そーだけど。普通の女なら、の話。頭ん中お花畑だな、あれは」




バカにされっぱなしの、鈴木。




だけどあれって、俺のノリに合わせてくれただけじゃね?




プリンセスって言い過ぎたかも。




だから逆にからかわれただけなのかもしれない。




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