独り言<あるOLの一日>
落ち込む
日が経てば経つほどよけいそんなネガティブな思いがつのり、先月ついにやってきた
37回目の誕生日にその思いはピークに達していた。
そしてそれ以来、真奈美はすっかり落ち込んでいる。
もちろん、そんなことは別に珍しいことではない。
30歳の誕生日にも、落ち込んだ。
35歳の時には四捨五入したら40歳だと実感し愕然とした。
でも、その都度
「今は立ち止まることはできない」、
「今月の家賃を払うためにはまず会社に行かなきゃ」
‥と自分自身をなだめ、
とりあえず淡々と朝起きて月曜から金曜日は休まずきちんと仕事に通った。
そして気がつくと37歳になっていたのである。
真奈美はここ数年、誕生日に誰かに直接
「お誕生日おめでとう!」
を言われることもなく、一人で過ごしてきた。
そのせいか、いつの間にか誕生日に何かを期待することもなくなり、
誕生日のことさえ気付かずにいた。
いや、本当に忘れてしまったわけではない。
今年も一人だと実感するのがあまりに侘しいから‥忘れるようにしていただけである。
37回目の誕生日にその思いはピークに達していた。
そしてそれ以来、真奈美はすっかり落ち込んでいる。
もちろん、そんなことは別に珍しいことではない。
30歳の誕生日にも、落ち込んだ。
35歳の時には四捨五入したら40歳だと実感し愕然とした。
でも、その都度
「今は立ち止まることはできない」、
「今月の家賃を払うためにはまず会社に行かなきゃ」
‥と自分自身をなだめ、
とりあえず淡々と朝起きて月曜から金曜日は休まずきちんと仕事に通った。
そして気がつくと37歳になっていたのである。
真奈美はここ数年、誕生日に誰かに直接
「お誕生日おめでとう!」
を言われることもなく、一人で過ごしてきた。
そのせいか、いつの間にか誕生日に何かを期待することもなくなり、
誕生日のことさえ気付かずにいた。
いや、本当に忘れてしまったわけではない。
今年も一人だと実感するのがあまりに侘しいから‥忘れるようにしていただけである。