誰にも話したことはないけれど、心の中ではたしかに願っていたのかもしれない。

いつか、素敵な男の人が私を見つけ出して、愛を囁き、そして、一生幸せに暮らすのだと。
まるで、お伽話。でも、どんな女の子でも一度は願う夢物語。

もちろん、本気だとは言わない。
そう、いつかは“いつか”。
その瞬間が来る保証など、どこにもなく、今日も私は一日を終える。

だから、そのとある一日に、



「俺が、君を最高のヒロインにしてやるよ」



こんなことを言ってくる男の人が目の前に現れたなんて、やっぱりどこか現実的じゃないのだ。

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変身  シンデレラ  四角関係 

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