幸せを、君に。

● 同棲



「小宵ちゃんどうした?」


興味津々に憲吾が聞いてきた。


「今日からしばらく家に泊まる。」


「まじで?

やったな!」


「なにが?」


「これでお前の不感症も治るな!」


「…」


「ん?なんだよ?」


「もう治ったから。」


「もう治ったって…

まさかお前」


「じゃ。もう戻るわ。」


空き缶をゴミ箱に捨て、デスクに戻った。




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