「大地、あんた期末どうだったの?」




「あー?それ、俺に聞いちゃうわけ?」




「まぁ、一応。だいたい予想はつくけどね。」




「なんと、赤点、4つぅ~!」





朝からテレビの前に寝転び、おどける息子に呆れた視線を送る母親の私。





「とりあえず、お小遣い3%減らします。」




「ええっ!!マミー、それだけは勘弁!」




「はぁ、なんでそんな脳みそツンツルてんに産んじゃったんだろう。」




「だいじょぶ。それは母親譲りだろ?」





ウインクする、最近また馬鹿デカくなってきた息子のおでこにデコピンをお見舞いする。




痛いと連呼する息子を放っておき、パパッと朝ごはんの用意に取りかかる。




私、金沢 なつみ(カナザワ ナツミ)。34歳。
高1の息子を1人もつバツイチ子持ちのシングルマザー。




旦那は数年前にバイクの事故で亡くなった。





「大地、朝ごはん。」



「んー。」





一人息子の大地(ダイチ)とは、二人だけの家族だからなのか、結構仲良くやってる。




高校生で反抗期とか心配してたけど、それほどやんちゃはしない子でラッキーだった。




髪をちょっと茶色に染めて、朝帰りが何回かあったくらい。




なんて可愛い反抗期。
親孝行な息子。




そんなこんなで贅沢ではないけど、私と大地、二人だけの家族は楽しく暮らしていた。








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