秀才くんの子育て日記


『俺の夕食、ほぼ毎日ここなんで。材料費にでもしてください。』

「いやでもっ」

『そのかわり、夕食一緒に食べさせて』

 こんな交換条件出したら絶対断らないのは目に見えている。


「わ、わかりましたよ………………」

『みんなには、内緒ですよ』

「…………っ……/////////(ウィンクが似合う人初めて見た………………)」

「ぱぱ、おにーちゃんのことすきなの?」

「え?」

「だってね、おかおまっかだよ!」

『あ、ほんとだ。風邪ですか?』

「にちゃ、ぱぁーにはあげない」

 俺の袖をギュッと握る雨依は、なぜか健さんを睨んでた。

「そんなんじゃないっ!」

 で、慌てる健さん。

 なんで慌ててんの??


「………………んとね、なんだっけー、えーっと」

「ほも?」

『!?!!?!?!?』

「う、雨依ちゃん!?」


 こ、こんな小さい子が、ほもなんてっ!!

 おにいさんショック!

「あっ、それだー。ぱぱほもー!」

『えっ…………そ、そんな趣味があったんですか』

「ちがーう!!!!!!」


 双子ちゃんのセリフに頭をかかえる健パパでした。




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