短い始業式が終われば芝生広場でクラス写真の撮影。教室に戻ってくると自己紹介と委員会決めが行われた。
 クラス委員はなり手がいないかと思いきや、複数の立候補者がいてびっくりする。
 ほかの委員もすんなりと決まり、教材が配られれば解散。
 私は海斗くんと桃華さん、サザナミくんと一緒に図書室へ向かった。
 明日の入学式の準備があるため、生徒会役員は午後までかかるという。
 図書室にはすでに三年メンバーが揃っていた。
 会うのが久しぶりというわけではないのに、ツカサの姿を見ると嬉しくなる。
 ホワイトデーのあとも何度かうちに来てくれたけれど、私はいつでも眠くてあまり会話をすることはできずにいた。申し訳なくて、来なくていいと話したけれど、ツカサは「本ならどこでも読める」とうちに来ては本を読んで過ごしていたのだ。

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