光のもとでⅡ
 どうしてだろう……。
 広くもない室内にいるのにツカサの近くに座りたいと思ったり、手をつなぎたいと思ったり。ただ一緒にいられたらそれで満足だったはずなんだけどな……。
 右手から伝う体温に幸せを感じつつ、貪欲になる自分を少し怖いと思った――。
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