“嫌だ嫌だ”と、何度も連呼して、あたしはビービー泣いてしまった。

挙句の果てに車の中で泣き疲れて寝てしまったらしい...。

らしいというのは、あたしが今いるところはベッドの上だから。

正確には大瀬良さんの自宅の寝室のベッドの上だ。

ズキズキ。泣き過ぎて頭痛い。

あぁ。もう最悪。
はぁと、ため息をつきながら寝返りを打つ。

あたしは車の中で大瀬良さんに言ったことをひどく後悔していた。

大瀬良さんの車の助手席に他の女の人を乗せないで。
あたし以外の女の人と過ごさないで。

こんなことを言ってしまったんだから。
大瀬良さんもあたしの気持ちに気づいたと思う。