完全なSとMの関係だった。
なのに、セックスが終わると、

「由里子、体痛くない?」
って、優しく抱きしめてくれて、頭をずっとなでくれていた。

それがすごく心地良くて、あたしはいつの間にか眠っていたんだ。


***


ーーーと、まぁ。昨日こんなことがあって、彼と関係を持ってしまったのだ。

これが彼とのいきさつ。

「いたた.....」

上半身の体を起こす時、腰に鈍い痛みが走った。まぁ。当然かもしれない。
あれだけ激しくされれば、腰も痛くなるハズだ。

シャワー借りていいだろうか?
でも、勝手に使うのはよくないよね?
彼女でも何でもないんだし。

ベッドから下りて、下着を身につけていると、

「やり逃げする気か?」

彼のそんな声が聞こえた。