「由里子?」

「楽しみにしてます」

いけないいけない。
本当に“また”があるのか、疑ってしまった。

今は大瀬良さんとの時間を楽しもうと決めたのに、日曜日がきて家に帰ればこれっきりになるんじゃないかって思ってしまうんだ。

大瀬良さんが優しければ優しいほど、
“また”とか“今度”とかそんな言葉を使えば使うほど、あたしは大瀬良さんに甘えてしまうだろう。

成り行きで始まった関係から抜け出せなくなってしまいそうで怖い。

こんなことを思っているうちに、スーパーに到着した。


「今日は、玉子とトイレットペーパーが安いんだよな」

大瀬良さんがカゴを入れたカートを押しながら、ご機嫌で言うもんだからあたしは笑ってしまった。

「何で笑うんだよ?」

「だって」