――何度、自らに問いかけても、答えは見つからない。


まぶたを閉じると、

やさしく微笑む課長がいて。


とてつもない罪を犯したという事実は、いまだに信じられない。



ねえ、課長。

私のためだったのですか?



でも私は、贅沢なデートなんて、全然望んでなかったの。

一緒にいられれば、それだけでよかったの。



ねえ、課長。

そんなにお金が欲しかったのですか――?



答えは見つからない。


でも、せめて。

出会ったときから今まで、私にたくさんたくさん投げかけてきた、意味深な言葉を、

ひとつでも多く思い出して、

そして、

何を言いたかったのか、探ってみようと思う。

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