カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「帯刀部長…」


千束が俺を心細そうに呼ぶ。


「どうして俺の命令だと言わなかった?」


「それは…」


「まぁ、これに懲りて久保田自身も心を入れ替えるだろう」


「そうなればいいですね・・・」


「誰にでもいい顔するのもどうかと思うが…」


俺から見れば、千束はいい顔し過ぎ…


「千束お前は俺だけを見てればいい」
俺はやはり、千束を俺だけのモノにしたい。それが本音だ。

「部長?」

でも、千束は俺だけのモノにならない。

なら、仕事の上で俺だけのモノにしよう。
「俺の仕事だけをしていればいいんだ!!そうだ、そうしよう…千束いや小柳お前は俺専属の補佐役だ」


「帯刀部長!?」



「そうと決まれば、皆に報告だ!」

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