おさななじみ。

はじまり


なんで私こんなに好きに
なってるんだろう。

好きになったのいつだっけ?
出会ったのはいつだっけ?

みなみと海は
世間でいう、幼馴染だ。
いつ出会ったのかは
覚えてないが、多分生まれた時かな。
家もお隣さんで、写真には
0歳ぐらいの時から一緒に写ってる
写真があった。
とにかく、ずっと昔から
一緒なのだ。

…一緒だと思ってた、

誰もが。


急に海の親の都合で
転勤が決まった。
小さかった私には理解できなかったが、
消えて無くなってしまう気がした。

「いかないでよ。海。」
泣き崩れてしまう私。
そんな私に海は
「大丈夫だよ!大きくなったら迎えに来るよ!」
「う…うん……」
小さかった私にはこの意味が
わからない。

でも、きっと、

大きくなったら

海とどこかに行ける。

って思ってた、小1の夏でした。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop