*続*先生、甘い診察してください
予想外のお誘い
「あやちゃーん。昨日のマカロン気に入ってくれた?」
学校に登校して早々に、下駄箱で松井くんに会った。
「う、うん。とても……」
床に落として砕け散ったから、食べてない…とは言えない。
何とか作り笑顔を向けた。
「よかった。またプレゼントするね」
「ど、どうも……」
松井くんの横を通り過ぎて、さっさと教室に行こうとした。
「待ってよ」
腕を掴まれ、引き止められた。
「うーん」
「な、何……?」
ジーッと私を凝視する松井くん。