あの頃の君へ
人生最悪の日…?



悲劇のヒロインとはまさにこういう事なんだろうか……


絶対イケる。


そう確信していた大学で同じサークルの小林くんに振られ、雨が降る中、傘も差さずにトボトボと歩く私。



あぁ、


これが映画の世界だったら、イケメンがそっと傘を私に差してくれるのかな……



……てか思わせ振りな態度するな。


大体ね女なんて、他の子よりちょっと特別扱いされたらコロッと落ちちゃうわけ。



何か思い出したらあの笑顔、胡散臭くて腹が立ってきた。



< 1 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop