冷たい旦那が甘々になりました♡

決断



そして夜の11時。
要、遅いなぁ…。

――――――ガチャ。

「あっ、おかえり!」
「はっ?…なんでいるの。」

何よ……私はここに居ちゃいけないの?
妻が夫の帰りを起きて待ってちゃいけないの?

「話があるの……。」
「………。」

リビングの椅子に座ってコーヒーを飲んでる要に私は言った。

「あのさ……。もう、別れない?」

「はっ?」

「もう、疲れたの。結婚したばっかのときは一緒にご飯たべたり、お風呂に入ったりしてたのに……今ではそんなこと無いのが当たり前になっちゃったじゃん。私が話しかけても返事は適当。そんなのもう、やだよ……。私のこと嫌いならもう、別れようよ。」

こんな時でも、無口で顔色1つ変えない要。
何を思ってるのかなんて全く分かんない。
< 6 / 19 >

この作品をシェア

pagetop