コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
。:*°子供が出来たら


──眩しい日差し、小鳥のさえずり。

あぁもう朝か……すごくあったかくて布団から出たくないけど……

って、今何時?


目をこすりながら目覚まし時計を見ると、針は9時を指している。

その瞬間、私は目を見開いた。



「くっ、くく9時ぃ!? 那央!!」



ヤバい、遅刻!!

慌てて隣で眠る那央を起こそうと布団をめくると、魅惑の裸体が露わになる。

うわぁ、ハダカ!?


再び那央の頭までバフッと布団を被せて、はっと気付いた。

そうだ、今日はお互い休みなんだった……。


くっくっと笑い声が聞こえたかと思うと、那央が布団から顔を出す。



「なに寝ぼけてんだ。一人コントかよ、しかも裸で」

「ぎゃ!」



あたしも服を着てなかったことに今さらながら気付いて、すぐさま布団にもぐり込む。

そんな忙しない様子を見てクスクス笑う那央は、あたしを抱き寄せながら耳元で囁いた。



「お互い休みじゃなきゃ昨日あんなにシねーよ」



寝起きからそういうこと言うなー!!

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