きみの声を聞かせて



……気付いてしまった。



あの一年生大会の時から翔矢くんに会うとドキドキしてしまうこの気持ち、



翔矢くんに会えないと、ボーッと今なにしてるのかな?と考えてしまうこの気持ちに。



最初はよく分からなかったけど、好きな男の子がいる子とその話している子の話がたまたま耳に入ってきて



わたしと同じことを思ってる気持ちやドキドキして目を合わせられなくなったり、



意識しすぎて話し掛けに行けなくなっちゃったり……



このまるで病気か!ってくらい翔矢くんのことを考えてしまう正体は



……恋だった。



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