目を開けると、カーテンから漏れる日差しに包まれているのに気づく。
いつの間にかソファで眠ってしまっていたようで、あたしは軽く背中を伸ばす。

壁にかけてある時計を眺めると、約束の時間まで1時間を切っていることに気づいた。

「やばっ!!」

あたしはソファから降り立ち、急いで着替えを済ませる。

ここから彼の職場まで電車を使って40分程度。
あたしは軽く化粧直しを済ませ、荷物を掴んで家を飛び出した。

駅に着くと、乗ろうとしていた電車の到着前でホッと一息つく。
あたしは自分のボストンバッグと一緒に持ってきた保冷バッグを見て、笑みを浮かべた。

喜んでくれるかな?

にやけそうになる顔を抑えながら、電車の来る方を眺めると、風があたしの髪を撫でていった。

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切ない  四角関係