【完】キミと生きた証
「なんだよ?」


「今、見下しただろ!」


「はぁ?」


なんだこのチビ、頭悪いのか?


ちとせも変なのにつかまったな・・。



「わりぃ・・・。眼中にもねえわ。」



そのまま歩いて図書館に向かおうとしたら、ちとせの声が廊下に響いた。


「瞬!なんかあったの?すごい音がしたけど」


「あぁ。なんでもねえよ。ちとせも偏差値見に行くか?」


「・・・あ、うん。」



ちとせはちらっとあのチビを見て


「けがとか・・・ないよね?」


って聞いてた。



あのチビが頷くと、ちとせは俺の隣を歩きはじめた。




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