【完】キミと生きた証
「その指輪、サイズ調節できるんだ?」


「うん・・瞬、浮腫んだりひっこんだりすること見越して選んだんだと思う。」



「そっか。最近の瞬くんはちーちゃんのことなんでも知ってるね。」


初めは、風邪か?治るのか?って、全然知らなかったのに、今ではあたしの知らないことまで
知ってるんじゃないかってくらい。



・・あたしのためにしてくれたこと、絶対忘れない。



その想いを無駄にしない。



あたしは絶対、頑張り抜いて見せる。



「お母さん、あたし明後日、瞬と一緒に近くの神社に初詣に行ってもいいかなぁ?」



「近いし、調子次第だけど、体動かすにはちょうどいい距離なんじゃない?楽しみねぇ。」



「・・・うんっ。」



明後日は、初詣して、お家デート。


神社を歩いてられるように、ちょっと運動しないとね。





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