【完】キミと生きた証

添い寝(Side瞬)


Side瞬

***


聞き違えじゃなかったら、添い寝したいと言われたような・・。


「・・・・。」


沈黙の中、ちとせが見てる。



「・・・そ、こに、寝んの?」



簡単にこくんと頷くちとせは、何にもわかっちゃいねえ・・。



「やっぱ、ダメ?」


「・・・・。」



え?俺、我慢できんのか・・ソレ。



10分・・無理だな。


5、いや、念のため・・



「・・3分だけな。」


「やったぁ。」



ちとせは満面の笑みだ。


俺の心臓はどかんどかん鳴ってるけど・・。


ちとせがめくる布団に入って、隣に寝転んだ。



隣に目をやれば、ちとせがこっちを向いてる。



つい口元に目がいく・・。



・・って、あぶねえ!キスなんてしてみろ!理性の崩壊だ。



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