【完】キミと生きた証
翌朝、看護師にぶっ飛ばされる勢いで怒られた。



そのまま、ちとせのベッドで寝てたからだ。



「すんません。」


「ったく。本当にわかってんの!?」


「・・つーか、見回りってしないんすか。」


「してるわよ?」


「なら・・そんとき起こしてくれればいいのに。」


「それは・・ちーちゃんが珍しく、夜にぐっすり寝れてたから。起こせないでしょ。」


「え、寝れてねえの?」



ちとせは左手で髪を直しながら、頷いた。



「瞬がとなりにいたから、安心して寝れたのかも・・。」



はにかむちとせが愛しかった。




< 384 / 478 >

この作品をシェア

pagetop