【完】キミと生きた証

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ねぼすけ
また明日
オダイジニ

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オダイジニだけ
カタカナのりゆう
わかっちゃった

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めくっていくと、徐々に文字の輪郭が震えていく。


ひらがなが増えた。




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じゅけんがんばって
あたしもきっと
どこに行っても
がんばってるから

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これが、最後の一枚・・・息をのんだ。








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今からまほうをかけます

目をとじて。

3かぞえて?


できたら、もう大丈夫。



瞬に待人があらわれるまで


ひとりでも


いっぽずつすすめるようになりました


待人がきてくれたら


ふたりで


もっと、まえにすすめるようになりました


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涙をこぼして、無理やり、にーっと笑う、ちとせの顔が思い浮かぶんだ。



俺は滲みそうになる目をこすって、問題集を解き始めた。



・・・せめて今だけは、前をむかなきゃなんねえ。



絶対に医者になる。



ちとせとの約束は全部果たしてやる。



だからちとせも、絶対生きてろ。



愛されキャラのお前ならどこにいても大丈夫だろ?



俺がいない世界でいいから、絶対生きろ。



誰かに幸せにしてもらって・・いいから、



どうか、長く・・・。



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