【完】キミと生きた証
ようやく放課後が来て、俺は鞄をひっつかんで教室をでた。


「一馬!まじで頼むわ!!」


「りょっかーい」


一馬にあいつらの統制を頼んで、駅に走った。


風をきると刺すような冷たさ。



「さみ。」


駅の前で思わず感想を述べるほど、寒すぎた。


早く、待合室に。



そう思うけど、決心がつかねえ・・・。



待合の扉の前で立ち止まった。



そしたら


「武石君!」


って、後ろからあの声がした。





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