【完】キミと生きた証
「今度仁奈もつれてってよ。もっとちーちゃんと瞬君が仲良くなってからでいいからさ!」


「うん!三人で喋れたらいいなぁ。」


「早く仲良くなってね♡」


「頑張る!昨日は結構会話が続いたんだよ。」


「進歩だね♡シャイな不良ってどんなのか会ってみたい!」


「友達たちも見た目はめちゃくちゃ怖そうだよ!でもなんか仲良しって感じだった!」


「へぇ、瞬君いい人そうだし、よかったぁー!」



そしてポンポンと頭を撫でられる。



あたしの幸せを自分のことみたいに嬉しそうにしてくれる仁奈ちゃん、大好き。


仁奈ちゃんへの大好きと、瞬への好きの種類が違うこと気づいてる。



あたしが恋をすることに意味があるのかな。



ふいに過る疑問をかき消して、あたしは単語帳をめくった。








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