ピンポーン




「…ん……?」




玄関のチャイムの音に目を覚ますと昼だった。


と言っても、外は相変わらず冴えない天気で、陽が射し込むことはない。



ピンポーン



―なんなんだろう?



再度鳴らされた呼び鈴にベットの中で首を傾げた。



そもそも平日の真昼間なんて、大概不在のことのが多いんだろうから、居留守を使っちゃおう、だるいし。



そう決めて、私はまた眠りにつこうとした。



のだが。



ピピピンポンピンポンピンポンピンポン


「っもう!なんなのっ」



連打されるチャイムに苛々しつつ、飛び起きてカーディガンを羽織る。



セールスだったら追い返してやるんだから!



ふらふらする足取りで玄関まで向かい、魚眼レンズを覗き込む。




「!!!」




すぐさまドアから飛び退いて私はパニックになる。




―なんで?



チャイムが鳴らされる中、私はひたすらおろおろする。




だって。




玄関の前に立っているのは。



何故か中堀さんだったのだ。


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詐欺  スタ文大賞 

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