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遊園地なんて久しぶりだな。

男の人と二人で行くってことは、デートになるのかな?

そう考えると何だかむずかゆい気がして恥ずかしい。


「ワンワン」

「ごめんね、クッキー」


考え事をしていたせいで、散歩の足取りが疎かになっていたらしい。

クッキーがまだまだ散歩したりないと言わんばかりに催促してくる。

茶色のモフモフの毛並みが最高に気持ちいポメラニアンのクッキー。

やんちゃなこの子は大の散歩好きだ。

学校の日は時間が限られてしまうため、あまり散歩が出来ない。

そのため土日はゆっくりとクッキーの散歩をするのが私の日課になっていた。

生憎、今日は午後からコハクと約束があるため遠出は出来ない。


「クゥーン、クゥーン」


それを察しているようで、クッキーは悲しそうに鳴いた。


「大丈夫だよ、まだ時間あるからね」

「ワンワン」


結局、散歩から帰ってくる頃には時計はすでに一時半を回っていた。

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溺愛  甘々  いじめ  純愛  イケメン  学園  切ない  妖怪    三角関係 

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