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遊園地から帰ってきて、私は姉にさっそく相談を持ちかけた。

「ふむふむ……要するに、いつもからかわれてばかりだから、こっちからからかってやりたいってことね。それなら──」

「そんな事、私に出来るかな……」

「出来るかどうかってより、やるかやらないかよ」

「……分かった、やってみる」


翌日、私は作戦を決行すべくコハクに電話をかけた。


「もしもし、桜? どうしたの?」

「あのね、コハク。今から会えないかな?」

「桜から誘ってくれるなんて嬉しいな。いいよ、どこに行く?」

「私の部屋に、来て欲しいの」

「え、桜の部屋? 僕が行ってもいいの?」

「コハクに来て欲しいの」

「わ、分かった、準備出来たら行くよ」

「うん、待ってる」


呼んでしまった。

急に誘ったから用事があると断られると思ってたけど、予想以上に上手く行きすぎた。

ここまで来たらもう引き返せない。

コハクの驚いた顔を絶対に見てやるんだから。

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溺愛  甘々  いじめ  純愛  イケメン  学園  切ない  妖怪    三角関係 

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