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帰りのHRが終わった後、

「結城、すまんが今から職員室まで来てくれないか? 時間はそうかからないから」

コハクは担任に呼ばれて職員室へ向かった。


それを見計らっていたかのように、

「一条さん、ちょっといいかしら?」

桃井が極上の笑みを浮かべて話しかけてきた。


「いつも結城君と一緒だから、たまには皆で遊んで帰りましょう?」


桃井の言葉を聞いて、彼女と行動を共にする女子、坂梨、柑凪、栗木の3人が集まってくる。


「いいねー最近駅前に出来たカラオケ行ってみない?」

「それはいい考えね。一条さん、よかったら一緒に行きましょうよ。私達、今までの事をきちんと謝りたいの」


伏し目がちに潤んだ瞳でこちらを見てくる桃井。

最近は彼女達から嫌がらせはされていない。

むしろ、何かと話しかけてきては世話をやいてくれる。

あまり好きではないのは確かだが、無下に断るのも悪い気がした。

私が了承すると、桃井達は嬉しそうに笑っている。

コハクにはラインで連絡し、友達と遊んで帰る旨を伝え、私達は駅前のカラオケ店へとやってきた。

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溺愛  甘々  いじめ  純愛  イケメン  学園  切ない  妖怪    三角関係 

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