愛しき日々へ
その後も龍に連れられていろいろなゲームで遊んだ。
クレーンゲームで龍がだるそうな顔のパンダのぬいぐるみを取ってくれたり、車のレースゲームは龍に二回負けたけど最後は勝てたのでよしとしよう。
「すぐ来るだと。」
龍に取ってもらったパンダのぬいぐるみを抱いて待っていると電話が終わった龍が帰ってきた。
「わかった。」
もうすぐ昼になるため家に戻ることにした。
車は龍が呼んでくれたがやっぱり、歩こうとしないあたり龍も金持ちだった。
「気に入ったか?」
気に入ったっていうのは多分このパンダのことだな。
さわり心地もいいしこのパンダの何とも言えない顔が好きだから頷いておく。
というか、ご飯は自分でって言ってたよな…?
「帰り…スーパー寄っていいか?」
そういうと龍は少し驚いた顔をしたがすぐに頷いて俺の頭を撫でた。