SweetS Time ~君は果実~
音もない静かな部屋。ふたりだけの空間。
壁に押し付けられたままの体が、緊張で固くなっている。
唇を離すことを許さず、角度を変えては何度も交わされるキスに、理子の思考が溶けていく。
一樹がくれるキスは、優しくて好き。
理子がうっとりしていると、唇を割って生暖かいなにかが滑り込んできた。
な、なに!?
びくっとした理子の肩に、一樹の手が降りてきた。その手は安心させるように、首の後ろにまわって理子をそっと引き寄せる。
一樹の、舌が……。
探るように動く舌と怯える舌が出会って絡み合う。
誘うような動きに合わせておそるおそる応える。
なんだろう、この感覚………。
嫌じゃない、かも。
今までのキスよりも、もっと近くてもっと親密。
こんなキスを知ってしまったら、今までの自分に戻れないような気がした。
静かな部屋に響く、濡れたキスの音。
次第に早くなっていくふたりの息づかい。
もっと。
もっと欲しい。
壁に押し付けられたままの体が、緊張で固くなっている。
唇を離すことを許さず、角度を変えては何度も交わされるキスに、理子の思考が溶けていく。
一樹がくれるキスは、優しくて好き。
理子がうっとりしていると、唇を割って生暖かいなにかが滑り込んできた。
な、なに!?
びくっとした理子の肩に、一樹の手が降りてきた。その手は安心させるように、首の後ろにまわって理子をそっと引き寄せる。
一樹の、舌が……。
探るように動く舌と怯える舌が出会って絡み合う。
誘うような動きに合わせておそるおそる応える。
なんだろう、この感覚………。
嫌じゃない、かも。
今までのキスよりも、もっと近くてもっと親密。
こんなキスを知ってしまったら、今までの自分に戻れないような気がした。
静かな部屋に響く、濡れたキスの音。
次第に早くなっていくふたりの息づかい。
もっと。
もっと欲しい。