sEcrEt lovEr
★援護射撃
気がついたら家の前にいた。

誰かに記憶を操作でもされたのだろうか。

名前の分からない気持ちに支配されていて、どの道を通ってどうやって帰ってきたのかあまり思いだせない。

鍵を開けて中には入る。誰もいない。

リビングのソファに腰掛けた途端 色んな感情が溢れてきて、ひたすら泣いた。

しかしいつの間にか眠りについていたようだ。



「…ありえないだろ、身内で商売をしようって」

「あの人のことだからな。タダ働きって名前のボランティアだろ?」

…うるさい。誰?
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