ツンデレ君の虜。【完】
ツン猫君とデレ猫君。
朝。









「雛…」




「ん…って奈留?!どうしたのよ?昨日は?!」




そう聞かれたため、昨日の一部始終を全て話した。





…もちろん、岬に告白されたことも。






「奈留っ…おめでとーっ!!」




雛はそう言い私に抱きついてきた。





「やっと恋が叶ったんだね…本当におめでとうっ…!!」





そしてなぜか雛が泣いた。





本当に友達思いのいい子だなぁと改めて実感しながら






「ありがとう。雛。」




私は雛にお礼を言った。
















「では最初に委員長の朝の挨拶です。」




朝の集いで。




私は委員長として朝の挨拶をすることになっていた。





「おはようございます!!」




「おはようございます!!」





私がそう大きな声で言うと生徒達も一緒に大きな声で挨拶した。





朝の集いが終わった後、あの生徒指導の先生も




「さすが女離れした大声の持ち主だな~」




とほめ言葉かけなし言葉かを言ってくれた先生。












そして今日は…




「THE 体験学習~!!」





「奈留、テンション高すぎ…」




「いや、絶対体験学習は楽しいよ!だって選んだ所、亜美さんのおススメのとこだし!」





実は私は体験学習を選ぶ際、先輩である亜美さんにアドバイスをもらったのだ。






「でもコレ、一番人気なかったよ?」





「みんな知らない隠れスポットなんだよ~きっと。」






私はそううなずくと雛と共に体験学習の集合場所へと向かった。
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