「はい?」


「あー。聞いちゃった!新川さん、どさくさ紛れに口説いてるよ!」
「マジマジ?」
「もー。これだからイケメンっていうのは信用ならないっていうのかね!」
「お姉さん、断りなよお」

 女性社員が一斉に言った。
 でも、私の耳には入らず、新川さんの囁いた一言が残るだけ。


『今度行きません?』どういう意味?


「あの、それは、強制というか、この前の痴漢と関係しているんですか?」
「まあ。そんな感じです。せっかくですから。御礼にご飯食べません?」


 か、軽い!
 王子様、軽いよ!
 私の理想がガラガラと崩れた。でも、それと同時に来たのは選択肢。


 行くか、行かないか。
 どうする、私!?

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三角関係  バーテンダー  イケメン  オフィスラブ  アラサー  理想の恋  じれじれ  不器用  王子様  逆ハー 

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