まじ、禿げるわ。
タイトル未編集
「今日も一日良い人達に囲まれて幸せだな、僕は。」

いつもの様に幸せを口から垂れ流している時だった…

「キモい キモい キモい キモい」

後方から声が聞こえてくる。
いつも聞く声。
この声の人物からよく聞く言葉。
この声の主は僕の弟だ。

「どうした?また気持ち悪くなったのか?大丈夫か?」

弟はしょっ中、気分が悪くなるみたいで兄としては心配だ。

「消えろ 消えろ 消えろ 消えろ」

心配事が絶えない。
弟は人に見えない何かが見えるのか
よく、急にこの言葉を発する。

「気持ち悪いのを我慢して今日も何かを祓ってくれてるんだな?ありがとう。」

「…………。」

僕は弟の様な人間になりたい。

「弟よ!僕はお前を尊敬するぞ。人が恐れているものにお前は文句の一つも言わずに立ち向かっていく。だけど、自分は何もしていない。と言わんばかりにだんまりとは!何と素晴らしい。」

こんなのが兄貴とか…まじ、禿げるわ。
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