キミより美しい人を、僕は知らない
序章


キミに初めて会ったのは、小学生の頃だった。


ピアノのコンクールで、一人だけケタ違いな演奏をして見せた。


そんなキミに僕は一瞬で心を奪われた。




キミより美しい人を僕は知らない、と言ったけど


容姿が世界一美しいとか、そういう話じゃない。



キミのピアノを弾く姿、その音色が、世界一美しいんだ。





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