俺たちの妹
美晴が生まれた時、我が家に天使がやって来たのかと本気で思った。

そして、この小さな存在を守らなきゃと子どもながらに本能的に思ってた。


けれど、美晴はしょっちゅう熱を出し寝込み、救急外来へ運ばれる事もあった。

入院することも珍しくなくて、弱々しい美晴を見るのを辛い時もあった。

俺は何も出来ず見守るしかないのが嫌で、医者になろうと思った。

兄貴はいずれ家を継ぐ事がわかっているから、俺くらいは医療知識があってもいいかな…と思ってたら、兄貴も医者になって、ほんとにビックリした。


でも兄貴は数年後には転職し、父さん達の会社の社長になることが決まっているんだけど…
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