俺たちの妹

司side…

スースー…

体力が相当奪われていたのか、寝れないと言っていたみぃが寝息をたてている。

ピピッピピッピピッ

体温計が鳴り、見てみると、39.8度…

「早く検査して、治療しないとやばいな…」




暫くして、点滴が終わった。




「みぃ、気分はどう?」

肩を軽く叩きながらみぃを起こす。

「…ん」

「寝てるとこごめんね。点滴終わったから検査したくて…」

「気持ち、わる、さ、ケホケホッ…マシ、になったよ」

「ほんと?よかった…検査室まで行こうか。車椅子座れそう?」

コクン…

みぃは頷いたけど、多分無理だろうな…
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