花のような笑顔
お揃いの携帯
それから二人でベッドでゆっくりしているとき、ふと思い出した。


華『狼、あのさ、携帯買いたいんだ。』


私がそう言うと意味分からねーって顔をした。
いつも無表情なのに珍しい。


華『私、携帯とか今まで必要なかったら持ってなかったんだけど…。

今日、零がそろそろ携帯買えって言ってきかないから…。

それにこれからの狼との連絡も携帯あればとりやすくなるし。』


狼『お前…今まで持ってなかったとか…マジか…?』


携帯持ってないことってそんな驚くことか?

私は持ってないのが普通というか、別に気にしてなかったし…。


華『ん、マジだよ。』
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