花のような笑顔
一時の幸せ
〜 華 side 〜

ここは…どこだ…?

岡山組と戦ったあと、私は意識を失って…。

周りは真っ暗だ。
こんな景色を見るのは狼を守って、意識を失ってた時以来か。

今回も天国?と言うわけではなさそうだが…私のあたりは真っ暗で一文字で表すなら無だった。

どうすればここから抜け出せるのかと考えていたとき…『華、華』そう私の名を呼ぶ声が聞こえた。


私がこの声を忘れるわけがない。

大切で大切で、会えることならもう一度会いたいと何度も願っていたから。

夢の中でもいいからと少しでいいから話がしたいとずっと思っていたから。
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