しろっぷ
4、急な連絡は避けたくて
 夢のような体験の翌日、ゆかりはいつものようにマンションのベッドの上で身体が怠いのか、起き上がれない。
 だが、昨日とは違って朝から目だけはバッチリと見開いて、眠さだけはない。

 ・・・・・。
 あ〜あもう、そんなんじゃないって!!アレは無理やりで仕方なくってであって!!

 だが、昨日の夜から顔はにやけっぱなしで、いくら真顔に戻そうともまたニヤけた顔に。

 まあ久しぶりなアレでアレでアレなわけだし、別に嫌とかではないけどさ・・・。

 と、ベッドの上で足をバタバタし、貴人との出来事と司とのたわいもないメッセージのやりとりがやたら嬉しかった。
 あ、そろそろ出ないと遅刻する。
 ゆかりは寝間着から昨日購入してもらったスーツに着替え、マンションからバス停へ。
 人の数以外は昨日と同じルート、同じような時間帯のバスに乗り、会社に着くまでの時間、ニヤニヤしながら乗っていた。

 
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