病愛。【完】
病度Lv1
ある日やってきた私への悲報。




「綾香~いとこの恭平くんが遊びに来るわよ?」





もう悲報としか言いようがないんじゃないか。





「お母さん…私、ちょっと家あける…」




「こら。綾香!!」









恭平とは。




私のいとこであり、私の大嫌いな人物。




自分が一番だと思っている俺様系男子。




そして私はそんな恭平に小さい頃からいじめられ続けていた。




なので私は恭平が嫌いなのだ。





私は部屋で出て行く準備をしていた。





顔なんて合わせたくない…!!



そう思っていたのに。







ピーンポーン。




インターホンが鳴る。




ま、まさか…!!




私は部屋から出て階段の上から下をのぞいた。





「あら~恭平くん。いらっしゃい。」




「お邪魔します。」






恭平はそう言うと、階段の上にいた私を見た。






私に気づいてっ…?!






恭平は私をとらえると妖しく笑った。




私は思わず固まってしまった。








行動するのが遅かった…!!
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